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カート

カートが空です

雁が音

セール価格¥0

お手軽に美味しい1番茶から作られた茎茶


 

雁が音という名称は、渡り鳥である雁(がん)が海の上を旅する際に、運んでいる枝にちなんで付けられました。何でも、この枝の上に止まって休むそうです。ややこじつけ的な部分はありますが、つまり、棒茶を指す言葉です。

棒茶とは何かというと、お茶の葉についている茎です。
茎茶とも呼ばれます。


わざわざ茎を飲まなくてもと言う声が聞こえてきそうですが、まずは飲んでみてください。

茎は実に甘く、渋みや苦みが殆どなく、意外と言うか、むしろ、実に美味しいことに気がつかれると思います。


一般に茎茶というと、地元の生産者が好んで飲むお茶です。値段もお手頃でいて美味しいため、通常は生産に関わった農家の人が、工場から買い取り自家用に飲まれたり、親戚や友人への「お使い物」に使われることが多いようです。このため、良質の茎茶は高級煎茶並みに入手が難しいのが現状です。

茎茶でも、2番茶3番茶の茎では質はかなり落ちます。
遅くに摘まれた茎の場合、渋味が強く、量販スーパーなどでよく売られている棒茶はこれらの品質です。

私達は菊川の日坂および東山周辺で収穫された一番茶の茎のみを集め、静電気選別期を用いてそれにやや強めに火を入れることで、大変飲みやすく、しっかりとしたボディのあるお茶に仕上げました。

 

煎茶よりも値段も安価ですので、普段飲みようのお茶にお薦めです。茎にもかかわらず、お茶は6-7煎は余裕でいれられ、大変経済的でコストパフォーマンスの高いお茶です。

 

 

使用する水


 

身近な水と言うことで、水道水をお薦めいたします。水道水を使用される場合は、消毒用の塩素を取り除くため3~5分沸騰させてください。但し、例え沸騰しても塩素を完全に除去することは出来ません。可能な限り、活性炭フィルター付きの浄水器を用い、水中の塩素を除去してください。そうしないと、お茶の香り成分と塩素が共に反応し合い、本来の香りが楽しめません。また、塩素は微生物を殺菌するためにいれられております。殺すのは健康に害のある微生物だけでなく、私達の腸にすむ善玉菌も同様に殺菌してしまいます。また、細胞レベルでも様々な害が報告されており、アレルギーの原因にも成り得ます。

蒸留水や逆浸透膜水の場合、ミネラルを全く含まないために、お茶の味がフラットになりがちです。出来るだけ水道水等、ミネラル水をご使用ください。

尚、ヤカンに付着した水垢(スケール)は決して除去しないでください。クエン酸洗浄などを行うことで、従来のお茶の味が得られなくなってしまいます。


一端使用される水の種類を決められたら、今後、水の種類を変えないように同じ種類の水を使用し続けてください。水の種類が変わった場合、スケールからミネラルが大量に溶出し、暫く使っていると、お茶の味が劇的にまずくなります。同じ水を使用し続けることが、お茶を美味しくいれるための秘訣です。

 

茶葉の量



通常、40mlの湯に対し1gの茶葉を用います。つまり、200mlの湯が入る急須の場合、200÷40=5gとなります。同様に300mlの場合8gの茶葉を用いてください。玉露の場合、濃い目に入れることで、青のりのような旨味を楽しみますが、実際は、やや薄めにいれた方が癖が無く、毎日飲み続けても飽きません。その場合、茶葉と湯の比率を1対50にしてください。

茶葉の量

茶葉の量
ティスプーンで一杯(3g)

 

お湯の温度

85℃位を目安としてください。沸騰している湯を、別の容器に一回だけ移してください。10秒ほど置くことで温度が下がりますが、このときの温度が大体80-85℃です。

浸出時間

1煎目は30秒が目安です。物足らないように思われるかもしれませんが、1煎目を短時間に止めることで、2煎目以降が安定してはいります。


2煎目は、お湯を通すだけにしてください。つまり、1秒以上待つ必要すらありません。コーヒーのようにフィルターに茶葉を乗せておき、湯を通すだけでも問題有りません。
3-6煎目以降も2煎目と同じ方法にていれてください。

注ぎ方

注ぎ方ですが、味と色を均一にするため、注ぐ前に急須を軽く廻し、それぞれの茶碗に少しずつ数回に分けて注ぎます。これを廻し注ぎといいます。また、急須にお湯を残さないよう、最後の一滴まで注いでください。これは、旨味のあるお茶を最後まで注ぐという目的と二煎目を美味しくするためという目的があります。また、注ぎ終わったら急須の蓋を開けて、お茶が蒸れることを防止しましょう。

注意点

上記の時間だけいれたら、必ずお茶(湯)を全て注ぎだしてください。
湯が急須に残った状態で放置しておくと、茶葉は熱水により抽出され続け、2煎目以降非常に味が濃くなってしまい、また、茶葉が酸化してしまいます。


更に、湯を注ぎだしたら、必ず、蓋を外し、茶葉を冷却しましょう。この動作は非常に重要なのですが、意外に知られておりません。冷却することで、酸化を防止し、茶葉を新鮮な状態に保つのです。