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玉露やぶきた

セール価格¥0

玉露やぶきたは、静岡県藤枝市岡部町の朝比奈川流域の茶園で作られた朝比奈玉露です。

夜に川原に行ったことが有る人は感覚的にご存じかと思いますが、川の周辺は夜になると温度が急激に下がります。

お茶は昼間は二酸化炭素を取り込み、光合成をしてエネルギーを生産しますが、夜になると、逆に、酸素を吸って消費活動をします。この為、夜の温度が低いエリアではお茶の消費速度が極めて遅くなり、その結果、ゆっくりと時間をかけて成長します。このような理由から、川沿いの茶園は良質のお茶が作られることが多く、朝比奈玉露も例外ではありません。

本玉露とは

玉露の原料となるお茶は、日陰で栽培されます。玉露に限らず日陰のお茶の特徴として、より効率的に光合成を行うために葉緑素が大量に作られます。

この為、日陰で栽培されたお茶は濃い緑色を呈します。 玉露の茶園は一般的には寒冷紗という黒いプラスチックのメッシュシートで被覆されます。現在、殆どの玉露の茶園はこの寒冷紗によって被覆されることで、遮光が行われております。 一方、本玉露と呼ばれる玉露は、藁で茶園を被覆します。本玉露は現在では非常に数が少なく、産地に関係無く、稀少な存在です。藁で被覆する目的ですが、雨が降ると、水が藁に染みこみ、藁のミネラルが地面に滴り落ちます。お茶の木は藁由来のミネラルを吸い込むため、本玉露の玉露は寒冷紗で被覆した茶園の玉露と比べると、後味に厚みがあり、余韻の長い玉露になります。ただし、藁の質によっても品質が左右されるため、茶園だけで無く、田んぼ作りも品質に寄与する要素です。

 

上は本玉露の茶園、下は近年多く見られる寒冷紗で被覆された玉露の茶園。 

単一品種の玉露

玉露は一般的に生産者や販売者により、複数の品種を分レンドして売られていることが多いお茶です。

 

ブレンド目的はふくよかな品種、旨味の強い品種、余韻の長い品種などを混合することで、味のバランスを整える為です。

 

それに対して、本商品、玉露やぶきたはヤブキタ単一品種の玉露です。このお茶の特徴は、余韻が長く、後味に厚みがある点です。一般的に海苔のような独特の香りがする玉露に対して、本商品は香りにも特徴があり、花のようなフローラルな香りが印象的です。ブレンドせずに単一品種にこだわることで、旨味を重要視した一般的な玉露には無い、スッキリとした飲み味を求めました。 

 

意外に美味しい沸騰水で淹れる方法

玉露の淹れ方ですが、書籍やネット情報を見ると、一旦沸騰した湯を冷やし、50〜60℃位の温度の湯で数分かけてじっくり浸出する方法が一般的です。 この淹れ方はポリフェノールやカフェインの抽出を抑えつつ、旨味成分であるテアニンを重点的に溶出させる事を目的としております。この淹れ方で淹れた玉露は、旨味たっぷりの出汁のような味になります。私はこの淹れ方も否定はしませんが、個人的に、旨味たっぷりの玉露の味は、毎日楽しむという点ではやや重いと思います。 そこで私が提案したいのは、沸騰水で淹れる方法です。熱い温度で浸出することで、ポリフェノールや香り成分を引き出すことが出来ます。その結果、スッキリとした味を呈し、花のようなフローラルな香りに加え、ミルクの様な甘い香りを楽しむ事が出来ます。ミルクの香りについてですが、ちょうど良質な台湾の金萱烏龍茶、特に標高の高い茶園産のお茶を連想するような香りです。沸騰水で淹れたら苦くなるのでは?と思われるかと思いますが、騙されたと思ってやってみてください。意外にも苦くはありません。 

高温短時間で美味しく淹れる方法

 

1.急須を沸騰水で10秒間予熱する

2.茶葉3g〜5gを投入

3.沸騰水を茶葉に数秒通すことで茶葉の予熱を行う。

4.1煎目:沸騰水にて5〜10秒

5.2煎目:沸騰水にて数秒

6.3煎目:沸騰水にて数秒

7.1煎目〜3煎目までを合わせることで濃度を調整する。

 

3の予熱は慣れるまでは省いても大丈夫です。ただし、その場合は1煎目は10秒淹れてください。予熱をした場合、5秒でも十分です。 茶器は3煎分を茶海などに入れられるように、茶海の容積の1/3のサイズを選択されるのが理想です。

缶入り:

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