

鳳凰老欉水仙 濃香
鳳凰烏龍茶の場合、華やかな香りが有るお茶は単叢に対してて、年柄や天候などの影響で香りが控え目のお茶は、浪菜、或いは水仙と呼ばれる分類で販売されます。
HOJOでは、特に実生の、樹齢80歳以上の老木の茶樹から作られたお茶を選び、販売しております。
鳳凰推薦の特徴はなんと言っても、同じ値段帯の単叢では決して得る事が出来ない、極めて長い余韻です。
焙煎されたお茶は中国や台湾茶では多く見かけますが、焦がさないように焙煎する事が非常に重要です。
近年武夷山をはじめとする多くの産地では、焙煎温度を上げる事で、1-2回の焙煎でお茶の表面を焦がし、それを炭焙と謳っている生産者が多く見られます。
お茶はある一定の温度以上の温度で焙煎した場合、成分が熱酸化すると同時に焦げます。高い温度で焙煎されたお茶は、折角の個性が失われ、焦げ臭がお茶の香りに取って代わります。
本来お茶の焙煎はお茶が焦げないように低めの温度で行うのが重要です。但し、低い温度だと、一回の焙煎での香りの変化は緩慢です。そこで、何回も焙煎を重ねることで、お茶は甘く成熟した香りへと変化します。
この水仙、非常に興味深いことに、四次火と呼ばれる仕上げを行っております。四次火とは炭による焙煎を4回行うことを指します。四回の焙煎は短期間で行うのでは無く、それぞれの焙煎ごとに、数ヶ月寝かせる事で水分の再配分を行い、1年かけて仕上げます。
手間のかかる焙煎の結果、本商品は乾燥フルーツやカラメル、ウイスキーを連想するような、個性的な甘い香りに仕上がっております。
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