宮廷滇紅
宮廷滇紅
自然栽培の雲南紅茶と宮廷グレードの熟茶のブレンド
自然栽培の紅茶とプーアル熟茶をブレンドしたこれまでにないHOJOオリジナルのお茶を作り上げました。
紅茶の甘い香りと、プーアル熟茶のまったりとした深い味わいがする、香り味共にバランスの良いお茶に仕上がっております。ミルクティにしてもとっても美味しいです。
淹れやすさを重視するため、ミニトウチャ(1つあたり約5g程度に緊圧)の形状してあり、急須に入れるだけで簡単に美味しいお茶が淹れられます。
すぐに飲むこともお勧めですが、暫く熟成させてから飲むとまた違った香りを楽しんで頂ける商品です。
品質の高いプーアル熟茶は決してカビ臭くありません。
熟茶は「古い家具」、「腐った木」、「カビ」のような臭いがするから嫌いという人がおりますが、香りがカビ臭いのは非常に質の悪い熟茶で、発酵工程に問題があるお茶の香りです。
良質のお茶の場合、飲んだときにあるレベルの感動が感じられるものです。HOJOでは相当量のお茶の試飲を繰り返し、良い品質を紹介できるように努めております。
商品詳細
自然栽培の紅茶とプーアル熟茶をブレンドしたこれまでにない新しいお茶を作り上げました。紅茶の甘い香りと、プーアル熟茶のまったりとした深い味わいがする、香り味共にバランスの良いお茶が出来ました。
宮廷プーアル茶と自然栽培紅茶のコラボレーション
紅茶とプーアル熟茶をブレンドは想像以上に美味しく、以前から、両種類のお茶ブレンドしたお茶を個人的に楽しんでおりました。
この美味しさを自分だけで味わうのではなく、他の人にも楽しんで貰おうと、多くの友人やお客様にも勧めたのですが、以下、3つの理由からなかな普及出来ませんでした。
- 2つのお茶を入手する必要があること
- 自分でブレンドする必要があること
- 緊圧された熟茶と散茶である紅茶ではお茶の抽出速度が異なるために味が安定しない
2つの原料を均一にブレンドするためにミニトウチャに緊圧
私はこれら3つの問題を全て解決し、雲南紅茶と宮廷プーアル茶のブレンドを誰にでも手軽に飲めるようにしたいと思いました。
しかし、両茶葉を散茶の状態でブレンドした場合、宮廷グレードのプーアル熟茶のほうが茶葉のサイズが小さいことから、茶葉が大きめの紅茶とは均一にブレンドすることが出来ません。
このため、散茶ではなく、ブレンドした状態のお茶を緊圧することにしました。
ただし、200gや357gの餅茶に緊圧した場合、茶葉を崩す際に、紅茶の茶葉が破損すること、また、混ざり具合に不均一性が生じることが懸念されたことから、ミニトウチャに成形することにしました。
ミニトウチャは1つあたりの重さが約5g程度であるため、それをそのまま急須にいれれば、私が意図した香りと味を楽しむことが出来とても便利です。
紅茶は一芽一葉の高級茶葉を使用
使用した原料ですが、紅茶は3月の20日頃に摘まれた1芽1葉の茶葉を使用しました。
1芽2葉の方が味香りがしっかりとしたお茶になりますが、より滑らかな口当たりにするため、敢えて、1芽1葉の茶葉を紅茶の原料として選定しました。
紅茶は雲南省の臨滄の標高2000mにある自然栽培茶園です。農薬や肥料は勿論、地面に生えている草も除去しない状態で栽培したお茶を原料として用いました。
非常にコクが深く、中くらいのボディを呈する紅茶で、紅茶として飲んでもとても美味しいお茶だと思います。
春の一番最初に摘まれた茶葉から作られた紅茶を入手する為、紅茶のシーズンが始まる前から雲南省に滞在し、確実に早摘みのお茶を仕入れました。
熟茶には宮廷グレードの宮廷金毫を使用
熟茶はHOJOで販売している宮廷金毫を用いました。
同じく、臨滄の自然栽培茶から作られたお茶です。このお茶は、2-3年熟成させると、乾燥した棗のような、甘い香りを生成します。
この事から、今回の紅茶+プーアル茶についても、即飲むだけではなく、暫く熟成させてから飲むとまた違った香りを楽しめると思います。
宮廷滇紅の名称に決定
出来上がりは、予想以上に美しく、狙い通りの味香りを実現することが出来ました。
宮廷グレードのプーアル熟茶である宮廷金毫と雲南紅茶をブレンドしていることから、宮廷滇紅(きゅうていてんこう)という名称を付けました。
滇紅(中国語読みではテンホン)とは雲南紅茶の別名です。滇とは昔の言葉で雲南省を指す言葉です。つまり、滇紅とは雲南省の紅、つまり、雲南紅茶のことです。
ミルクティでも美味しい
宮廷滇紅ですが、実はストレートで飲むのも良いのですが、ミルクと非常に相性の良いお茶です。
出来るだけ少量の湯で濃く淹れた後、たっぷりの牛乳と混ぜて飲む方法がお勧めです。
例えるなら、まるでシルクのようなやさしい舌触りがし、砂糖をいれないにもかかわらず甘みが感じられます。
自然栽培茶に特化した仕入れ
私たちは2010年から毎年春に雲南省を訪れています。長年の現地滞在を通じて、有名産地との繋がりも多く築いてきました。しかし、重視しているのは産地の知名度ではなく、透明感のある味わいと長い余韻を持つお茶です。そのため、僻地の山村に焦点を当て、樹齢が高く、標高の高い無肥料の茶園を選び、独自の流通ルートで仕入れています。詳しくは以下のページをご覧ください。
雲南省では、他産地の原料を使いながらも、有名産地を謳ったお茶が何千箇所もの生産者によって作られ、空港やコンビニ、スーパーなど、あらゆる場所に溢れています。
しかし、状況を複雑にしているのは、僻地のお茶を使ったコピー品の方が、本物よりも品質が高いという逆転現象です。これは特に臨滄産のプーアル茶でよく見られる現象で、現地で仕入れに関わるプロの間ではよく知られております。詳しくは以下のページをご覧ください。
雲南省には大益や中茶といった老舗ブランドが存在します。これらのブランドが名高い理由は、1990年以前に製造されたお茶が高い評価を受けているからです。
では、なぜこれらの古いお茶が特別なのでしょうか。多くの人は長期熟成が理由だと思いがちですが、実際のところ、当時使用されていたのは無肥料で自然のまま育った高品質な茶葉でした。
そのため、現在作られているお茶を長期熟成しても、同じ品質にはなりません。詳細は以下のページをご覧ください。