宮廷金毫 普洱熟茶 2015
宮廷金毫 普洱熟茶 2015
本商品、宮廷金毫熟茶は臨滄市から車で10時間位ミャンマーの国境に近い地域で収穫されたが原料となっているプーアル熟茶です。
多くのプーアル熟茶が茶園産の現代農業で作られたお茶から作られている中、本商品は、お茶の木は少数民族により所有されており、自然農法により栽培されたお茶が使用されております。
春摘みの自然栽培茶で作られた毛茶を選別することで、芽の部分のみを集め、緊圧した非常に贅沢なお茶で、喉に染み入るような強いコクと、サトウキビのような甘い香りが特徴です。
味が非常に濃く、渋みや苦みは一切ありません。簡単にお茶酔いしますので、心底リラックスしたいときに飲まれることをお薦めいたします。
品質の高いプーアル熟茶は決してカビ臭くありません。
熟茶は「古い家具」、「腐った木」、「カビ」のような臭いがするから嫌いという人がおりますが、香りがカビ臭いのは非常に質の悪い熟茶で、発酵工程に問題があるお茶の香りです。
良質のお茶の場合、飲んだときにあるレベルの感動が感じられるものです。HOJOでは相当量のお茶の試飲を繰り返し、良い品質を紹介できるように努めております。
商品詳細
宮廷金毫熟茶は、舌に染み入るようなデリケートな味わいと、深いコクが特徴です。
味が非常に濃く、渋みや苦みは一切ありません。簡単にお茶酔いしますので、心底リラックスしたいときに飲まれることをお薦めいたします。
プーアル茶が好きな人なら、宮廷普洱茶というお茶の名称を聞いたことがあるのではないでしょうか?
宮廷普洱茶とは
宮廷普洱茶というのは、プーアル熟茶の1カテゴリーです。
書籍やインターネット上では宮廷普洱茶はグレードが最も高い普洱茶と紹介されがちですが、必ずしもそれは正確な認識ではありません。
製茶直後のプーアル熟茶の茶葉は毛茶と呼ばれ、茶葉は1芽2葉、または1芽3葉をしております。
発酵直後の毛茶
プーアル熟茶の場合、この毛茶の状態をそのまま緊圧してから販売する場合と、この茶葉を篩にかけることで、サイズや部位ごとに等級分けをする場合に分かれます。
左が毛茶、右は等級分け後
どちらが良いというわけではないのですが、当然、等級分けをした場合、芽の部分、葉の部分、茎の部分等々、部位ごとに振り分けることが出来るため、毛茶にはない個性が出る場合があります。
この中で、先端の芽の部分のみを集めたのが宮廷普洱と呼ばれるグレードです。芽の部分が多いため、緊圧する前のお茶は濃い金色をしており、見た目から高級なお茶というイメージが持たれます。
得られる量が少ない点、人気が高い点から等級化された各種部位の中で、宮廷普洱茶にはもっとも高い値段が付きます。
ただ、生産業者によっては例外もあり、お茶の葉が凝集して自然に生じる「茶頭」と呼ばれるお茶がもっとも高価な値段で売られることもあります。
コメント
もちろん、同じ宮廷普洱茶でも、使用される原料によって品質には雲泥の差があります。
肥料を沢山与えて作られたお茶、自然栽培のお茶、自然栽培に加え、老木から摘まれたお茶などではコクの強さに差が生じ、また、茶園の土質はお茶のボディを左右します。
重要なのは、ボディとコクに優れた質の良い原料を入手することで、そのお茶は当然毛茶の状態でも大変美味しく飲むことが出来ます。
良い原料から作られた宮廷普洱茶は、元が良いだけに、その質も当然優れており、1度飲んだら深く記憶にインプットされるような味を経験することが出来ます。
HOJOで紹介する宮廷金毫普洱茶は臨滄市から車で10時間位ミャンマーの国境に近い地域で収穫されたお茶です。
お茶の木は少数民族により所有されており、自然農法により栽培されたお茶が使用されております。 実際、プーアル熟茶の殆どは茶園産の現代農業で作られたお茶から作られます。
雲南省はもちろん、中国の空港にあるお茶屋産に立ち寄ると、膨大な量のプーアル茶が売られておりますが、その殆どは茶園産のプーアル熟茶です。
茶園産が悪いというわけではないのですが、茶園産の場合、土壌改質が行われ、農薬や肥料が積極的に使用されるため、安全性への懸念はもちろんのこと、味が薄く、コクのないお茶になります。
プーアル熟茶の場合、もともと強い香りがあるお茶ではないだけにコクがないと飲む楽しみが損なわれます。私達は自然栽培で老木から作られたプーアル熟茶を常に探し求めております。
自然栽培というと響きはよいですが、要するに放置されたお茶の木です。厳しい自然に放置され、無肥料で育ったお茶の木は、人の手を借りてないために、数々の環境ストレスに適応し、極めてゆっくりと時間をかけて成長します。
このために、お茶の細胞は小さくなり、ミネラルを始め、お茶に含まれるポリフェノールなどの成分が濃厚になります。こうして作られたお茶は、強いコクがあり、1度飲んだら忘れられないような味がします。
自然栽培茶に特化した仕入れ
私たちは2010年から毎年春に雲南省を訪れています。長年の現地滞在を通じて、有名産地との繋がりも多く築いてきました。しかし、重視しているのは産地の知名度ではなく、透明感のある味わいと長い余韻を持つお茶です。そのため、僻地の山村に焦点を当て、樹齢が高く、標高の高い無肥料の茶園を選び、独自の流通ルートで仕入れています。詳しくは以下のページをご覧ください。
雲南省では、他産地の原料を使いながらも、有名産地を謳ったお茶が何千箇所もの生産者によって作られ、空港やコンビニ、スーパーなど、あらゆる場所に溢れています。
しかし、状況を複雑にしているのは、僻地のお茶を使ったコピー品の方が、本物よりも品質が高いという逆転現象です。これは特に臨滄産のプーアル茶でよく見られる現象で、現地で仕入れに関わるプロの間ではよく知られております。詳しくは以下のページをご覧ください。
雲南省には大益や中茶といった老舗ブランドが存在します。これらのブランドが名高い理由は、1990年以前に製造されたお茶が高い評価を受けているからです。
では、なぜこれらの古いお茶が特別なのでしょうか。多くの人は長期熟成が理由だと思いがちですが、実際のところ、当時使用されていたのは無肥料で自然のまま育った高品質な茶葉でした。
そのため、現在作られているお茶を長期熟成しても、同じ品質にはなりません。詳細は以下のページをご覧ください。